バランスのとれたチーム作りに向けたOktaの継続的取り組み
Oktaは、あらゆるレベルでダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギング(DIB)の実現を目指しています。そのために公平な設計を継続して推進し、公平なプロセス、インクルーシブな行動、パフォーマンスの高いバランスのとれたチーム作りのための効果的なイニシアチブの促進と運用に取り組んでいます。
DIBの実現に向けたOktaのビジョン
2019年初頭、Oktaは社内DIBチームの立ち上げに際してビジョンを策定しました。さらに昨年、公平な視点でバランスのとれたチーム作りを意識的に推進するため、以下のようにビジョンを更新しました。
「Oktaは、公平性、インクルージョン、ビロンギングの文化を共同で育み、従業員、顧客、パートナー、そして私たちがサービスを提供するコミュニティのニーズを満たすために、Oktaの価値観と使命を推進します」
「バランスのとれたチーム」とは?
この取り組みでは、単一の定義を設定するのではなく、「チームのバランスがとれている(またはとれていない)」とはどのような状態を指すのかを理解するための枠組みが必要です。たとえば、ジェンダーの構成比ではバランスがとれているチームが、人種的な観点ではバランスや公平性に欠ける可能性があります。また、能力の面ではバランスがとれているチームが、LGBTQIA2S+の観点では構成比が適切でない可能性もあります。
Oktaはデータの共有に取り組んでおり、年次の「State of Inclusion Report」でデータを公開しています。こうしたデータからは、特にジェンダー構成比と人種的マイノリティグループ(黒人/アフリカ系アメリカ人、ラテン/ヒスパニック系、ハワイ先住民/その他の太平洋諸島先住民、アメリカインディアン/アラスカ先住民、複数の人種的ルーツを持つ人々を含む)の構成に関して、全社的にチーム構成が不均衡であることがわかります。また、この状態は技術系、非技術系、リーダーシップ職にわたって発生しています。
Oktaは、こうした不均衡の解消に向けた意識的な取り組みのため、複数の面で周縁化された人々(社会的に取り残された人々)を支援するための設計を戦略に組み込んでいます。「周縁化された人々のための設計」というアプローチは、インターセクショナリティ(人種、ジェンダー、性的指向、能力などの保護されたアイデンティティが重なり合い、複合的な差別や抑圧が生じること)を認識しています。「周縁化された人々のための設計」に基づいたチーム作りは、たとえばジェンダーの多様性を目指せばよいといった単純なものではなく、インターセクショナリティの影響を受けるグループにも焦点を当てる必要があることを意味します。周縁化された人々のための取り組みは、歴史的に排除されてこなかった人々を含む全体的な利益をもたらします。
「バランスのとれたチームを構築することで、私たちはより強く、より革新的になり、公平性の実現に必要となる変革が後押しされます。Oktaはバランスのとれたチーム作りを戦略として推進することで、多様性に関する姿勢を再定義し、制度的な差別をもたらす障壁を取り除く支援を見直しました」(Okta DIB担当シニアプログラムマネージャー、Katie Linn)
こうした取り組みにはパートナーの支援が不可欠であり、Oktaは複数の組織と提携しています。その一部を以下に紹介します。
- AboveBoard:上級エグゼクティブ人材を、高成長を遂げている先進的な企業や組織のリーダーシップ職に結び付けます。黒人、ラテン/ヒスパニック系、女性といったマイノリティグループに属するエグゼクティブに向けて、キャリアの機会やリソースへのアクセスを拡大しています。
このパートナーシップを通じて、Oktaは上級レベルでの不均衡解決に意図的に焦点を当てています。リーダーシップのバランスをとることで、公平な雇用、リーダー間のインクルーシブな意思決定、リーダーのパフォーマンス向上が促進されます。
- Black Professionals In Tech Network(BPTN):5万人以上のメンバーを抱え、メンターシップ、スキル育成の機会、職業上の成長やキャリアアップを支援する仲間同士の強いつながりを提供します。毎週開催の「Global Masterclass」シリーズ、年次の「Global BFUTR Tech Summit」などのイベントを主催しています。
Oktaは、以前からのパートナーであるBPTNの支援を受けて、人材採用を成功させ、組織的なバイアスを解決するための教育、人材不足に関する誤解の解消、意図的なアライシップに焦点を当てた社内チームの教育を推進しています。
Equity Accelerator
人種的正義、公平性、バランスがとれたチーム作りに向けた取り組みの一環として、Oktaは2021年にEquity Accelerator(EA)プログラムを策定しました。これは、歴史的に排除されてきたマイノリティの人材向けに、経済的な機会を拡大し、技術系キャリアの道筋を作ることを目指すプログラムです。
この従業員能力開発プログラムを通じて、Oktaのチームのバランスが改善されます。また、インクルーシブなリーダーシップトレーニングやコーチングの機会も提供し、より公平な環境作りに向けて、Oktaの組織文化にさらなる利益をもたらします。
プログラム発足後2年目となる「2022 Equity Accelerator Fellowship」では、さまざまな業界から優秀な中堅のプロフェッショナル4名を迎えます。すでに、これらのフェローはスキルセットを活かして、財務、営業、オペレーション、市場開拓の各戦略チームに良い影響をもたらしています。
急成長している組織内での求人については、キャリアページをご覧ください。また、Oktaの人材コミュニティに参加する機会について、募集中の職種もご確認ください。Oktaは、この他にも公平性と人種的正義に向けた取り組みを推進しています。詳細は、Oktaのダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギングのページをご覧ください。