SaaS管理プラットフォーム「マネーフォワード IT管理クラウド」が、社内SaaSアプリ管理の自動化のため、「Okta Integration Network」とのSCIM連携に対応

Okta Japan株式会社(本社: 東京都渋谷区代表取締役社長: 渡邉 崇)は、マネーフォワードi株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 今井義人、以下 マネーフォワードi)が提供する、SaaS管理プラットフォーム「マネーフォワード IT管理クラウド」が、社内で利用するSaaSアプリ管理の自動化を実現するため、Oktaの7,300以上の事前連携アプリテンプレート群「Okta Integration Network」(OIN)とのSCIM(System for Cross-domain Identity Management)連携に対応したことを発表します。

SaaS管理プラットフォーム「マネーフォワード IT管理クラウド」が、社内SaaSアプリ管理の自動化のため、「Okta Integration Network」とのSCIM連携に対応

企業が業務で利用するクラウド型アプリケーション数が急速に増えています。Oktaが毎年お客様を対象に実施している最新調査(注2)によると、Oktaのお客様1社あたりの平均アプリ数は89個ですが、4年以上Oktaを使用しているお客様1社あたりの平均アプリ数は210個になります。そのため、アプリケーション利用のためのユーザーアカウントを従業員に割り当てたり、退職や部署異動などで割り当てたアカウントを解除したりする作業の負荷がIT管理者の時間を奪っています。また、退職者のアカウント解除漏れによる情報漏洩のリスクも増大しています。

今回、「マネーフォワード IT管理クラウド」がSCIM連携に対応したことにより、アイデンティティ管理・認証基盤プラットフォーム「Okta Identity Cloud」を使用する「マネーフォワード IT管理クラウド」のお客様は、Oktaの従業員マスタ情報に基づいて、「マネーフォワード IT管理クラウド」上にユーザーアカウントを自動的に作成したり、社員退職の際にはユーザーアカウントを自動的に無効化および削除することができます。これにより、IT管理者は、「マネーフォワード IT管理クラウド」上で、社員が利用しているSaaSアプリの最新のステータスを可視化することができます。

マネーフォワードi株式会社の代表取締役社長、今井 義人 氏は、次のように述べています。「 『マネーフォワード IT管理クラウド』が『OIN』とのSCIM連携に対応したことを心より歓迎いたします。自動的なIDプロビジョニングが実現されることで、利用サービスやユーザー数が増えても、手間なくセキュアにユーザーを管理できるようになります。本対応が『マネーフォワード IT管理クラウド』をご利用のお客様の利便性向上となることを期待いたします。今後もさらにOkta様との協業をすすめ、お客様のクラウドサービス活用がより快適になるよう努めてまいります。」

Okta Japan株式会社の代表取締役社長、渡邉 崇は、次のように述べています。「マネーフォワードi様が、今回SCIM連携に対応したことで、ユーザーアカウントのライフサイクル管理プロセスにおける利便性が格段に向上します。このSCIM連携によるメリットの理解がさらに深まることを心から期待しております。」

注1: プロビジョニングには、業務などで利用するアプリケーションに対するアクセス権の作成、更新、削除が含まれます。従業員や社外ユーザーの入社、異動、退職などにともなうユーザーアイデンティティのライフサイクル管理の一部をなす概念です。プロビジョニングおよびライフサイクル管理の自動化を導入すれば、IT 管理者の貴重な時間を節約し、本来なくてもよい不満やセキュリティリスクを軽減できます。

注2: Oktaでは、毎年、世界中のOktaのお客様が使用した業務アプリの利用動向に関する年次調査「Businesses at Work」 を実施しています。最新調査「Businesses at Work 2022」では、Oktaの14,000社以上のお客様が活用している、7,000以上のアプリケーションと連携する「Okta Integration Network」 (OIN)の匿名化されたデータに基づいて、Okta経由でどのような業務アプリが使われているのかを分析。2015年から毎年実施しており、今回が8回目となります。

注2: Oktaでは、毎年、世界中のOktaのお客様が使用した業務アプリの利用動向に関する年次調査「Businesses at Work」 を実施しています。https://www.okta.com/jp/businesses-at-work/