【抄訳】Okta、カスタマーアイデンティティ管理ソリューション「Okta Customer Identity Cloud」を発表

Auth0によるカスタマーアイデンティティソリューションが、モダンアプリビルダー向けの新製品イノベーションにより、顧客体験の向上とセキュリティリスクの低減を実現

独立系アイデンティティ管理のリーディングカンパニーであるOkta, Inc.(本社:米国・サンフランシスコ 以下Okta)は、実装が簡単でカスタマイズ可能なカスタマーアイデンティティ管理ソリューション「Okta Customer Identity Cloud」を発表しました。コンシューマーアプリとSaaSアプリの2つの差別化されたユースケースと、最新のアプリ開発者向けの製品イノベーションにより、より良いユーザー体験、リスク低減、開発者の生産性向上による成長の加速を可能にします。Okta Customer Identity Cloudは、Auth0のテクノロジーを用いており、すべての人があらゆるテクノロジーに安全にアクセスできるようにするというOktaの取り組みを強化し、お客様がイノベーションに集中できるよう支援します。

ハイテク投資家マーク・アンドリーセンが、「ソフトウェアが世界を飲み込んでいる」と書いてから10年以上になります。今やデジタルビジネスは、普通のビジネスとなりました。Covid-19の大流行は、この傾向をさらに加速させ、あらゆる業界の企業がアプリケーションをクラウドに移行し、サービスをオンラインで提供することを余儀なくされました。現在、新しいアプリケーションのダウンロード数は2,300億件に達し、組織が導入しているアプリケーションの平均数は89個、大企業では平均187個に及びます。次の大きな課題は、開発者の統合負担を軽減しながら、より少ないパスワードで安全にテクノロジー間を行き来できるようにすることです。これらすべてを支えるのが、あらゆるデジタル体験に対応し、実装・拡張が容易なカスタマーアイデンティティ管理ソリューションです。

OktaのCustomer Identity担当プレジデントであるEugenio Paceは次のように述べています。「あらゆるデジタル体験は、公共機関であろうと、ピザを買うときであろうと、カスタマーアイデンテ

ィティから始まります。従来の常識では、アプリケーションの安全性を大きく高めることができたとしても、使い勝手が非常に悪くなると言われていました。または、使い勝手を非常に良くすると、セキュリティやプライバシーが犠牲になると言われていました。これは誤った選択です。Okta Customer Identity Cloudは、Auth0のテクノロジーを用いており、全体的なエクスペリエンスの向上と顧客の安全確保を同時に実現します。また、アプリ開発者は顧客のためのイノベーションという最も重要なことに集中することができます」。

TripActionsの最高情報責任者、Kim Huffman氏は次のように述べています。「TripActionsでは、企業の出張に革命をもたらすオールインワンの出張・法人カード・経費管理ソリューションを構築しています。Okta Customer Identity Cloudは、当社がグローバルに規模を拡大、成長し続ける上で、非常に重要な役割を担っています。当社のお客様にとって不可欠な、簡単で摩擦のない、安全なエクスペリエンスを可能にします。」

Okta Customer Identity Cloudの差別化された2つのユースケースは以下の通りです。

 
 

コンシューマーアプリの入口にアイデンティティ管理を導入

コンシューマーアプリ向けソリューション「Okta Consumer Identity Cloud for Consumer Apps」は、あらゆる組織があらゆるデバイス、スタック、プラットフォームでの登録とログインを合理化し、顧客の獲得と維持、より優れた体験、ユーザーの全体像把握を可能にします。ソーシャルログインやプログレッシブプロファイリングをはじめ、アダプティブ多要素認証(MFA)などの高度なセキュリティ機能まで、デジタルチームはセキュリティリスクを増やすことなく、新規顧客やリピート顧客による収益を増やすために必要なすべてを手にすることができます。2023年第2四半期末までに利用可能となる新機能は以下のとおりです。

  • Passkeysサポート:Passkeys(パスキー)は、パスワードに代わるもので、ユーザーがあらゆるデバイスでアプリケーションやウェブサイトにサインインするのをより迅速かつ容易にします。アプリ開発者は、コードに触れることなく、ダッシュボードのトグルを使ってパスキーを有効にできます。
  • Highly Regulated Identity:Highly Regulated Identityは、お客様がより高いセキュリティとポリシー制御でリスクの高いトランザクションを保護することを可能にする新しいツールセットです。
  • Security Center:Security Centerは、数十億の認証から得たOktaの膨大な脅威に関するインサイトを活用し、セキュリティチームがリアルタイムで監視し、疑わしい活動を検知・対応することができます。

Okta Consumer Identity Cloud for Consumer Appsの新機能の詳細は、ブログでご確認ください。

 
 

SaaSアプリでビジネスカスタマーアイデンティティを簡素化

SaaSアプリ向けソリューション「Okta Customer Identity Cloud for SaaS Apps」は、コア製品の開発リソースを使わずに、エンタープライズ対応、新規ユーザーの取り込み、ビジネスカスタマー全体の認証管理を可能にします。エンタープライズフェデレーション、ディレクトリ同期、委任管理、プロビジョニング、カスタムブランディング、セキュリティポリシーなど、すぐに利用できる機能を備え、SaaS企業がビジネスの成長に集中できるよう、Oktaがアイデンティティ管理を担います。一般提供される機能強化は以下のとおりです。

  • Okta Workforce Enterprise Connection:Okta Workforce Enterprise Connectionは、SaaSアプリの開発者がOkta Workforce Identity Cloudとすぐに統合できるようにし、エンドユーザーにシームレスで信頼性の高いログイン体験を提供することを容易にします。この機能は、すべてのEnterpriseとB2Bセルフサービスのプランに追加料金なしで含まれており、SaaSアプリのユースケースの発見と設定がより簡単にできるようになりました。
  • Organizations:Organizationsは、SaaS企業が企業顧客のアイデンティティを管理およびモデル化し、組織ベースのカスタムブランディングとポリシーを設定できます。新たに1テナントあたり200万までの組織、1組織あたり200万人のメンバーをサポートし、検索機能を強化しました。

Okta Customer Identity Cloud for SaaS Appsのユースケースは、ブログで詳しく説明しています。 

 
 

提供開始について

  • Okta Customer Identity Cloudは、コンシューマーアプリとSaaSアプリの新しいユースケースを含め、本日よりokta.com/customer-identityで利用可能です。
  • コンシューマーアプリ向けの新機能は、EnterpriseアドオンとしてHighly Regulated Identityをサポートし、2023年第2四半期末までに利用可能となる予定です。
  • SaaSアプリ向けの新機能については、Okta Workforce Enterprise ConnectionとOrganizationsの機能強化が、EnterpriseとB2Bセルフサービスのお客様を対象に本日より提供されます。

本リリースで言及されている、現在利用できない製品、特性または機能は、予定通りに、またはまったく提供されない可能性があります。製品ロードマップは、いかなる製品、特性または機能の提供に対するコミットメント、義務または約束を表すものではなく、お客様は購入を決定するためにこれらに依拠するべきではありません。

Oktaのすべての製品発表はOktane22.comでご覧ください。

https://www.okta.com/oktane22/