クラウド移行で成長する REA Group 社を Okta が導く

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95%

パスワードリセットの依頼件数の削減率

100%

REA の全社員 1,100 名が Okta を利用

170% 以上

ROI が上昇

30 万ドル以上

年間利益が増加

  • クラウドへの移行を開始
  • ユーザーのサインオンを簡素化
  • 事業継続性計画を強化
  • セキュリティを強化
  • 人に優しい IT
  • 次の目標はユーザーライフサイクルの完全な自動化
クラウドへの移行を開始

REA Group 社は 2011 年、社内システムを簡素化する必要があることに気づき、それらをクラウドへ移行する取り組みを開始しました。具体的には、社員のモビリティを向上するとともに、社内アプリの開発において従来の IT への依存度を軽減したいと考えました。

ユーザーのサインオンを簡素化

REA Group 社は、Okta のアイデンティティおよびモビリティ管理サービスを採用しました。その理由は、ユーザーアイデンティティをベースとしてモバイルアクセスを保護しながら、質の高いユーザーエクスペリエンスを確保できるからです。

事業継続性計画を強化

REA Group 社では、1,100 人のユーザーが世界中のどこからでも、同社のクラウドベースのシステムとアプリにアクセスできるようになりました。その結果、生産性が年間で 200,000 ドル以上向上しました。

セキュリティを強化

将来の成長に備えて、IT チームは包括的な認証レイヤーを追加し、アプリとオンプレミスリソースをさらに保護しています。

人に優しい IT

IT チームが社員や事業部門と緊密に連携するようになり、社内文化に大きな変化が起こっています。REA Group 社は、社員がこぞって使うようになった Okta の製品は「人に寄り添うことができるテクノロジー」だと考えています。

次の目標はユーザーライフサイクルの完全な自動化

REA Group 社では、Okta を利用して、人事システム、Workday、ディレクトリ情報、クラウドアプリケーションをシームレスに連携させながら、ユーザーのオンボーディングとオフボーディングを自動化する計画です。「Okta は当社にとって、絶対になくてはならないものの 1 つです」

アプリ、ユーザー、デバイスの課題を解決

REA Group 社のエンタープライズテクノロジーチームは、社内のアプリ、ユーザー、デバイスが増加する中、優れたユーザーエクスペリエンスを確保し、IT を保護する必要がありました。エンタープライズテクノロジー部門の責任者を務めるDamian Fasciani氏が、Oktaを利用してどのように困難な問題を解決したのか、このビデオでお確かめください。

テクノロジーの利用を阻む障壁を解消

REA Group 社は、不動産のデジタルマーケティングを手掛ける多国籍企業です。20 年以上前に設立された同社は、大きな成長を遂げてきました。この 10 年間だけでも、前年比でおよそ 35% の増収を続けています。

REA Group 社は、デジタルビジネスへの変革を進めながら、エンタープライズテクノロジーの変革を実現しています。ビジネスが急速に成長し、IT チームが新しいサービスの導入に取り組んでいる限り、変革が止まることはありません。

REA Group 社は 2011 年、オンプレミス環境をクラウドに移行する時期が来たと判断しました。REA Group 社でエンタープライズテクノロジー担当マネージャーを務める Damian Fasciani 氏は「テクノロジーの利用を制限する障壁を取り払い、VPN などの古い仕組みを利用したり、システムにアクセスするためにオフィスにいるよう命じたりしなくても済むようにしたいと考えていました」と話しています。同氏は、社員の増加に対応する新しいテクノロジーの導入を任されていました。

しかし、2013 年には、ユーザー名やパスワード、それに URL の数が増えすぎてしまい、社員がそれらの情報を覚えきれない状態になっていました。IT チームは、パスワードリセットの依頼に対応するために、年間数百時間を費やしていました。さらに状況を複雑にしたのが、携帯電話やタブレットによるオフィス外からのユーザーアクセスの管理がますます難しくなったことです。そのために、セキュリティ侵害のリスクが高まっていました。

人々とテクノロジーを安全につなぐ

REA Group 社は、シンプルでストレスがなく、効率的な方法で、エンドユーザーが仕事に必要なツールにアクセスし、管理できるようにしたいと考えました。そのために必要なのは、どこからでも簡単にアプリにアクセスできるツールを開発するか、見つけ出すことでした。

Fasciani 氏とチームがアイデンティティおよびアクセス管理ソリューションの調査を始めたところ、その答えはすぐに明らかになりました。Okta が際立って優れていることがわかったからです。「Okta のアイデンティティ管理ソリューションが、拡大を続ける REA Group 社のクラウド環境に最適であることがすぐにわかりました」と Fasciani 氏は振り返ります。

次に、チームは Okta と緊密に連携しながら、配備計画を策定しました。Fasciani 氏は次のように説明します。「すべてのシステムを Okta に統合して合理化し、あらゆるアクセスを 1 つのユーザー名と 1 つのパスワードで管理することで、ユーザーエクスペリエンスの簡素化に成功しました」

また、予想外のメリットもありました。それは、Okta との仕事がきわめて円滑だったことです。「Okta は仕事が実にスムーズに進んだ数少ないベンダーの 1 社です。当社は、Okta とのやり取りで体験したような、シンプルかつ効率的でストレスのないユーザーエクスペリエンスを、不動産の世界で提供しようと取り組んでいます」と Fasciani 氏は話しています。

シームレスで簡単なアクセス管理ソリューションを導入

2013 年半ば、REA Group 社は Okta のソリューションの導入を開始しました。そして、11 月には、1,100 人の社員全員への導入を完了しました。社員はアプリケーションにシームレスにアクセスできるようになり、IT チームではパスワードリセットの依頼が 95% 減少しました。また、REA Group 社はセキュリティへの取り組みにも大きな力を入れ、Okta の多要素認証を導入しました。

IT チームが Okta を導入したとき、社内のあちこちでショックの声が聞かれました。「そのショックとは、いい意味でのショックでした。自社の IT チームが堅牢な製品を提供し、ユーザーに優しいエクスペリエンスを実現し、必要なすべてのシステムに 1 カ所からアクセスできるようにしたことがわかったからです」と Fasciani 氏は語ります。その結果、IT チームと社内のユーザーとの距離が縮まりました。

同社の IT チームは、Okta のおかげで、数年前から社内文化に変化が起こっていることも感じ取っています。今では、かつてのように Web スケール技術に投資したり、独自の認証プラットフォームを開発したりすることはありません。

Okta の導入によって、人々はテクノロジーの新しい価値を目にすることになり、Fasciani 氏のチームは他の事業部門と新たな関係を構築できるようになりました。さまざまな部門の人がやって来ては、「このテクノロジーを使おうと考えているのだが、どうすれば Okta に統合できるのか」と尋ねるようになったのです。Okta は今や、ユーザーアクセス管理とモビリティの中心となっています。

Fasciani 氏は、ユーザーが必要なシステムにアクセスできるようにすることの重要性を理解できるようになりました。「テクノロジーがシンプルになると、人々はそのテクノロジーに惹きつけられるようになります。優れたテクノロジーを導入しても、そのテクノロジーがシンプルでなければ、人々が惹きつけられることはありません。その点で、Okta は実にうまくやっていると思います」と Fasciani 氏は話しています。

IT エクスペリエンスを変革

Fasciani 氏は、Okta のおかげで、IT チームがただの技術部門ではなく、コンサルティングチームとして活動できるようになると確信しています。Fasciani 氏のチームは常に、社員が自分たちの最も重要な顧客であると考えていますが、手動の作業に時間を取られなくなった今、この考えを実行に移せるようになりました。IT チームは、Apple 社の Genius Bar のような窓口を各オフィスに設け、ベストな「カスタマー」エクスペリエンスの提供に努めています。「Okta は、社内の IT に関する人々の見方を変えました。よりオープンな関係が築かれ、より多くのドアが開かれ、非常にポジティブな雰囲気が生まれています」と Fasciani 氏は話しています。

REA Group 社には、まだ手動で行わなければならない作業が 1 つあります。それは、人事部と IT チーム間の情報の受け渡しです。現時点では、IT チームが 7 ~ 8 時間かけて、プロビジョニングとプロビジョニング解除を行っています。しかし、Workday をマスターとして統合することで、この時間を 45 分 ~ 1 時間に短縮できると Fasciani 氏は考えています。REA Group 社では、今年中に Universal Directory を導入し、ユーザー属性のカスタマイズ、整理、管理を行ったり、Office 365 を配備したりする予定です。

クラウドへの迅速な統合を実現

IT チームは、社内のアプリケーションの 98% をクラウドに移行できました。現在、148 のアプリケーションで Okta が利用されています。

さらに REA Group 社は、新しい SaaS ベンダーを検討する評価プロセスで、Okta との互換性を条件の 1 つに含めています。Fasciani 氏は次のように話しています。「Okta と互換性がないテクノロジーには投資しません。Okta は当社にとって、絶対になくてはならないものの 1 つです。IT チームだけでなく、組織のあらゆる場所に組み込まれているからです」

REA Group 社について

REA Group Limited ACN 068 349 066(ASX:REA)は、不動産のデジタルマーケティングを手掛ける多国籍企業です。オーストラリア有数の住宅用不動産サイト realestate.com.au と商業用不動産サイト realcommercial.com.au を運営しています。また、欧州で casa.it、atHome.lu、immoRegion.fr を運営しています。アジアでも、子会社の iProperty Group 社を通じて、中国の myfun.com など多数の不動産ポータルサイトを公開しています。REA 社は、米国を拠点とする Move 社の大株主でもあります。

関連リソース

「Okta、REA Group 社のテストに合格」

「REA Group 社のクラウドの 98% を支えるアイデンティティ管理」

「アイデンティティアクセス管理の需要が高まる中、企業のクラウド移行を緊密なアイデンティティ統合で保護する Okta」