Customer Identity Trendsレポート 2023
このレポートでは、14 か国、20,000 人以上のユーザーを対象に実施した調査の結果に基づいて、ユーザーが利便性、プライバシー、セキュリティについてどのように考え、それがオンラインサービスプロバイダーにどのような影響があるのかについて説明します。フルレポート(英語のみ)は20ページ、要約版のエグゼクティブサマリー(日本語)は13ページとなっています。
レポート
このレポートでは、14 か国、20,000 人以上のユーザーを対象に実施した調査の結果に基づいて、ユーザーが利便性、プライバシー、セキュリティについてどのように考え、それがオンラインサービスプロバイダーにどのような影響があるのかについて説明します。フルレポート(英語のみ)は20ページ、要約版のエグゼクティブサマリー(日本語)は13ページとなっています。
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優れたデジタルエクスペリエンスの提供は収益の拡大につながります。また、ブランドの長期的なロイヤルティの獲得にも役立ちます。
しかし、顧客の期待に応えることは、世界中のどの企業でも継続的な課題となっています。
それはなぜでしょうか。
アカウント増加が招く新たな課題
地域に関係なく、大半のユーザーは10~20個のアカウントを所有しています。ただし、アジア太平洋地域でユーザーが新たに作成するオンラインアカウントの数は、他の地域と比べて少ない傾向が見られます。27%は「調査対象の期間内に新しいアカウントを作成していない」と回答しています(北米は19%、ヨーロッパは15%)。
数字で見る
私たちの生活にデジタルトランザクションが浸透するにつれ、管理しなければならないアカウントの数も増えています。
73%
アジア太平洋地域の回答者の73%は、現在10個以上のアカウントを使用していると答えています。
37%
20 個以上と答えた回答者は37%で、ヨーロッパの結果(39%)を若干下回っています。
「サイトの訪問者は、実生活での個人的な関係のように、企業との関係を築きたいと考えています。相手と信頼関係を築き、楽しい時間を過ごしながら関係を深めていくことを望んでいます。初めてのデートで個人的なことをすべて話したいとは誰も思わないでしょう。サイトを訪れるときも同じです。」
Kerry Ok
シニアバイスプレジデント
マーケティング担当
パスワードの隠れたコスト
ストレスのない方法でログインできれば、ユーザーはより多くの時間サイトに滞在します。どの業種や地域でも同じ傾向が見られます。
数字で見る
パスワードほどストレスを感じるものはないでしょう。問題は、ユーザーがアカウントとセットアップした瞬間から始まります。
35%
アジア太平洋地域の回答者の35%は、一定の条件を満たすパスワードを作成しなければならないことにフラストレーションを感じています。
63%
回答者の63%は「ユーザー名やパスワードを忘れてしまいアカウントにログインできなかったことが月に1回以上ある」と答えています。
顧客は自分のデータを自身でコントロールしたいと考えている
回答者の大半は、ブランドのオンラインサイトで操作するときに、自分のデータを自身で管理できるようにするべきだと考えています。
アジア太平洋地域の回答者の60%は自身のデータセキュリティ対策を意識しています。
- 45%は、強固なパスワードでデータを保護していると答えています
- 38%は、アカウントごとに別のパスワードを使用していると答えています
- 40%は、可能な限りデータの共有を制限していると答えています