Businesses at Work 2025
常にセキュリティが最優先。Oktaは10年以上にわたり、世界中の顧客アプリのトレンドを分析してきましたが、これほどセキュリティが重要になったことはありません。
今年の「Businesses at Work」レポートは、過去10年にわたるOktaのお客様の匿名化データを分析し、セキュリティやコンプライアンスツールの台頭、そしてパスワードレスへの移行の動きを探ります。
このレポートを読むべき理由とは?
「Businesses at Work」は、今日の世界を形作るグローバルなアプリとビジネストレンドを読み解くためのガイドです。
その重要性について、Okta CEO兼共同創業者のTodd McKinnonが解説します。
10年の振り返り
この10年間で、話題のアプリからビジネスに不可欠なアプリへと成長したのはどれでしょうか? 急成長アプリのセクションで詳しく解説します。
2015年の最初のレポートでは、ランキングに多様なカテゴリのツールが登場した一方で、セキュリティ製品は含まれていませんでした。しかし現在では、急成長アプリの40%をセキュリティツールが占めています。
ビジネスの優先課題や導入ツールの変遷について、詳しくはレポート全文をご覧ください。


認証に関しても大きな変化が起こっています。
この10年間で、セキュリティ質問のような脆弱な認証要素の人気が低下し、代わりにOkta Verify、セキュリティキー、生体認証などの強力な要素が急速に普及しています。
脅威は増加し続けている
現在の状況に目を向けると、世界はこれまで以上に多くの脅威に直面しています。
セキュリティを武器に
今年特に注目すべき2つのアプリカテゴリは、「安心」と「魅せる」ことに関するものです。セキュリティツールの導入はほぼすべての業界で拡大し、デザインツールも引き続き高い人気を誇っています。
7%
デザインソフトウェアの成長率
12%
政府系機関のセキュリティツールへの投資額
では、国別で最も成長しているアプリカテゴリはどれでしょうか?
フランスと日本では、アナリティクスが最も人気
ドイツとオーストラリアでは、デザインが先導
アメリカでは、法務がトップに
お馴染みのアプリと新顔の急成長アプリ
今年の急成長アプリに関しては、セキュリティ重視のツールがトップ3を独占し、全体の40%を占めています。
セキュリティ分野ではBitwardenとTailscaleがリードしており、データコンプライアンスツールではDrataとVantaがトップに立っています。
しかし、注目すべきカテゴリはこの2つだけではありません。新たに登場したZip(経費管理)、Uber(輸送)、Oracle Cloud Infrastructure(クラウドインフラ)も、上位にランクインしています。
保護対象アプリが増加
全世界のお客様1社あたりの平均アプリ数は、今年は前年比9%の成長を記録し、初めて100を超えました。2019年から2023年まで90を下回る状態が続いていましたが、今年は新たな進展が見られました。
もちろん、アプリが増えれば攻撃対象領域も広がります。しかし、これらのアプリがすべて同じセキュリティ標準に従っていたとしたらどうでしょうか?
IPSIE(Interoperability Profiling for Secure Identity in the Enterprise)ワーキンググループは、エンタープライズアプリ/リソース向けの初の統一的なアイデンティティセキュリティ標準の策定を目指しています。Oktaは、このグループの設立メンバーとして参加しています。
全体的なトレンドを把握
全世界のトレンドを理解する
「従業員の保護はますます困難になっていますが、今年のレポートには楽観的な展望も示されています。企業はセキュリティツールへの投資を強化し、より高い保証レベルの要素の導入に注力しています。パスワードレスの未来に向けて着実に前進していると考えられます」
Arnab Bose
Okta Platform担当最高製品責任者
セキュリティ質問から脱却
今年は世界中の組織で、電話やセキュリティ質問などの保証レベルが低い要素からの移行が進みました。
さらに、Okta FastPassの利用が急増しています。Okta FastPassは、生体認証との組み合わせも可能なフィッシング耐性のある認証器であり、この動きはパスワードレス認証の急速な普及を示唆しています。
377%
FastPass認証の総数は前年比377%の成長を記録しました。
288%
生体認証(指紋や顔認識など)を使用したFastPass認証の件数は、前年比288%の増加となりました。

社会貢献の広がり
最後に、もう一つの前向きなトレンドに注目したいと思います。
Benevityは再び最も人気のある社会貢献アプリとしてトップに立っています。また、Bright Fundsはユーザー割り当て数で前年比37%の増加を記録し、最も高い成長率を達成しました。
続いて、CareerVillage.orgが前年比28%の成長を見せ、Vote.govが17%の増加を記録しました。
190万人
の個人ユーザーが「Apps for Good」を通じて社会貢献アプリにアクセスできるようになった
6%
社会貢献アプリへのアクセスは前年比で6%増加
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