「Okta Japan Volunteer Day 2024」活動報告:その1 - アフラックペアレンツハウス亀戸
2020年9月にOkta Japanが創立し、早いもので4年が経ちました。その頃はまだ人も足りない、部署も足りない、オフィスもないなど無い無い尽くしでした。そんな中でも我々Okta Japanがこれだけやる!と行ってきたのが「Okta Japan Volunteer Day」です。社員全員が業務よりもボランティア活動を優先する日です。1時間でも良いのでボランティア活動に従事します。創立当初から続けてきたこの活動も4回目になり、今年は9月13日(金)に行いました。3つのプログラムを用意し、なるべく多くの社員が参加できるよう選択肢を広げました。3つもプログラムを持てるほどに成長したのだと、企画側の私は感慨もひとしおです。
今回はその中の1つ、公益財団法人がんのこどもを守る会様が運営する、アフラックペアレンツハウス亀戸の清掃活動の様子をご報告します。アフラックペアレンツハウスは自宅から遠く離れた病院で治療が必要な患児のご家族が、長期間安価で滞在できる宿泊施設です。なるべく治療に専念できるよう、ご家族が治療以外の不安を払拭できるよう施設の皆様はご尽力されています。そんな皆様を微力ながら我々も支援すべく施設の清掃活動を行いました。施設は駅のすぐ近くで、ご家族が毎日病院に通いやすい場所にあります。この日は10名でお伺いしました。入館する前に消毒と体温チェックを行います。
アフラックペアレンツハウスには宿泊室以外に、24時間無料で使用できるキッチン、ランドリーなどがあります。調理道具や食器なども揃っています。併設している大きなダイニング、その他、図書室やお子さんが遊べるプレイルームなどがあります。この日は宿泊室2部屋とダイニングとプレイルームの清掃を行いました。
宿泊室は洋室と和室があります。二手に分かれて5人1部屋で清掃開始です。宿泊室には浴室やトイレも完備してあり本当にホテルのようです。清掃用具はお借りできるのですが、こういった清掃に使う洗剤や用具だけでなく、ランドリーの洗濯洗剤などほとんどのものが寄付していただくのだそうです。我々もそれらをありがたく使わせていただきました。 メンバーはやる気満々でお伺いしているので、部屋の割り振りが決まったらすぐに「ここやります!」「私はここ!」と颯爽と動いてくれました。いつもはPCを前に仕事をしている姿しか見ていないので、お風呂やトイレで腰をかがめて一生懸命掃除する姿がとても新鮮で、手際の良さに普段から自宅でもやっているのが伺え微笑ましく感じます。真剣な顔で鏡を磨き上げている者、高身長を活かして室内の額縁の上や換気口の埃を拭く者、ついでだからと廊下の窓までもきれいにしてくれる者、9月といえどその日も例に漏れず暑い日で、汗を掻きながら全員で隅々までピカピカにしました。ハンドソープなどを補充したら清掃完了です。きれいになったお部屋はまるで爽やかな風が通りぬけていくようでした。 最後に点検をして頂く際に、「どこもかしこもピカピカ!」「まーこんな所までやってくださったの?」と終始感激くださり、お褒めの言葉を頂けました。最高に嬉しい瞬間です。
清掃中、いったいどれほどの方がこの部屋で、先の見えない長い日々を耐えて過ごしたのだろうと思いを馳せました。辛い宣告を受けて深い悲しみでいっぱいの夜を過ごした方もいるかもしれません。自分ではなくどうして子どもにと、代われるものなら代わりたいとやりきれない思いをされた方もいると想像すると、胸が締め付けられます。アフラックペアレンツハウスで過ごすことで、1人では抱えきれない辛さや悲しみをここでなら誰かと共有できたり、話を聞いてくれる人がいたりと、患者さんと共に病気に向き合っているご家族の支えになるのだと、施設の存在意義を再認識しました。 施設内の備品や本はとても丁寧に使われており、整然と片付いたキッチン用具などからも、ご利用者様の施設への感謝の気持ちが伝わってきます。人の優しさを随所で感じられるアフラックペアレンツハウスの清掃活動は、自分自身もその優しさに触れることができ、とてもあたたかな気持ちにしてくれました。ご利用者様と施設で働く皆様のお力になれるよう、今後も定期的に訪れ清掃活動を続けてまいります。