日本語で受講可能!Oktaトレーニング、認定資格試験
Okta Trainingでは、迅速かつ効率的にOkta Workforce Identity Cloud(WIC) の機能や開発/運用方法を学べる様に、様々な学習コンテンツを提供しています。学習コンテンツは、Okta管理者向け、開発者向け、構築コンサルタント向けに別れていますが、Okta Essentials と Okta Certifications(認定資格試験)が日本語で提供されています。
Okta Essentials
コース概要(3日間)
Okta Essentialsは、Okta WICのシステム管理者やセットアップを担当する方向けに、導入を成功させるために特にお薦めのコースです。Okta WICをセットアップ、運用していく上で最低限必要な一通りのことが網羅的にカバーされています。ユーザーやアプリケーションの登録・設定を実際にハンズオンで経験し、運用していく上でのベストプラクティスやトラブルシューティングのテクニックも学ぶことができます。
ご自身のパソコンから、トレーニング用のアカウントでハンズオン環境へアクセスし、主要な設定と構成タスクの全体像を理解することができます。
以下の内容を学ぶことができます:
- Okta WICの特徴や機能の全体像を体系的に理解
- データアクセスおよび管理のためのOktaユーザーアカウントの作成と設定
- 外部ディレクトリを統合し、安全なアプリケーションアクセス環境の提供
- ユーザーとアプリケーションの関連付けとプロビジョニングを効率的に行うためのグループを作成、管理
- 従業員が企業データに安全にアクセスできるよう、アプリケーションのアクセス設定
- パスワードポリシーや多要素認証などを設定し、データセキュリティを強化
- 企業ブランドに合わせたUIのカスタマイズ
- さまざまなエラーを経験し、トラブルシューティングのテクニックを習得
- アプリケーションの使用状況を監視し、認証エラーを分析することで、従業員やアクセスに関する問題を迅速に解決する方法
※なお2023年6月現在、Okta EssentialsはOkta Classic Engineベースでのハンズオン提供となっておりますが、今後はOkta Identity Engine(OIE)でのハンズオン提供を予定しております。
日本語コースへの参加方法
こちらのOkta Essentials ページの「Upcoming Sessions」から日本語講座を探すことができます。”Virtual Class / Japan (Japanese Delivery) ”が日本語での講義となります。さらに先のスケジュールは、「View all upcoming sessions」をクリックすることで確認できます。実際の申し込みは「Register」から行っていただけます。(申し込みにはアカウント作成が必要です。既にアカウントお持ちの方はサインインして申し込みを進めてください。)
Okta Certifications (認定資格)
Okta WICの知識とスキルを身につけたら、是非それを証明する認定資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか?現在、Okta Certified ProfessionalとOkta Certified Administrator の認定資格を日本語で受験いただくことが可能です。いずれもOkta Identity Engine(OIE)プラットフォームを前提とした設問となっています。
Okta Certified Professional
アイデンティティ管理の基本的な知識を持っていることを認定します。これはOkta WICに関する日々の運用タスクやユーザー支援の経験、基礎的なディレクトリ連携方法やシングルサインオン設定、アプリケーションライフサイクル管理におけるIDプロビジョニングなどの知識を保有していることを証明します。
試験は、15問の選択問題と4つのユースケースのハンズオンの2部構成になっています。
試験内容は主に以下となっています。
- Okta WIC におけるユーザの定義
- グループ設定、管理
- SAML を用いたシングルサインオン設定
- ライフサイクル管理におけるプロビジョニング設定
- ユニバーサルディレクトリの設定
- ポリシーフレームワークの設定
Okta Certified Administrator
Okta WIC 管理者に必要となる技術的に高い知識を持っていることを認定します。認定者はモバイルデバイス、セキュリティポリシーフレームワーク、シングルサインオン技術、クラウド上及びオンプレミス内のディレクトリとの統合など、ユーザーライフサイクル管理を実現するための十分な知識を保有しています。また、ユーザーアクセスの制御、複数アプリ間でのアイデンティティ属性のマッピング、トラブルシューティングのための知識も保有していることを証明します。Certified Professional に合格していることを前提とした認定資格です。
試験は、35問の選択問題と4つのユースケースのハンズオンの2部構成になっています。
試験内容は主に以下となっています。
- アイデンティティアクセス管理
- ユーザーライフサイクル管理
- 多要素認証の設定
- パスワードポリシーの準拠
- 管理者権限の管理
- Okta WICサービスの監視及び障害対応
- API トークンの管理
認定資格、受験の流れ
それぞれの認定資格には、オプションとして無償の模擬試験と、有償のプレミア模擬試験が用意されています。模擬試験は、試験範囲における選択問題の模擬試験を受けることができ、無料で何度でも受講可能です。プレミア模擬試験は、試験範囲における選択問題およびハンズオンの模擬試験を受けることができ、監視員がいないこと以外はほぼ本試験と同等となっています。有償ですが、1回の購入で7回まで受験が可能です。
模擬試験および本試験は、こちらのOkta Certificationサイトから受験申し込みができます。日本語が表示されない場合は、サイト上部の言語メニューから日本語を選択できます。申し込みや申し込みに必要な詳細情報を確認するには、サインインが必要となります。(アカウントをお持ちの方はサインインを、お持ちでない方はアカウント作成をして進めてください。)
各種試験の詳細内容やステップバイステップの受講方法は、それぞれの試験へのリンクをクリックし、「登録」ボタンをクリックすることで確認が可能です。
特に、実際の試験環境はExamityという試験プラットフォームで行われますので、「Examityユーザーガイド」を確認されることもお薦めしますが、Examityでの受講の流れの概要は以下の通りです。
- ユーザプロファイルの登録
- 試験日時の予約 (受験料支払いのためクレジットカードが必要)
- 試験時間10分前に “Start Exam” リンクから試験にアクセス
- 監視員と Zoom で接続
- 本人確認や試験環境のチェック
- 試験
- 試験提出後、監視員の案内に従い Examity から退室
- 72時間以内にメールにて合否発表
また参考までに、英語での提供のみとなりますが、Okta Profetional Certificationの試験対策ウェビナーも無償で提供中です。
認定資格と給与の相関関係を結びつけるのは難しいですが、認定資格がエンジニアのスキルの証明手段としてとても有効なのは事実かと思います。日本語で受講可能なOkta EssentialsでOkta WICへの理解を体系的に深め、是非日本語で受験可能な認定資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか?