日本国内で「Okta Infrastructure」稼働開始のお知らせ
昨年11月にプレスリリースで発表した通り、日本国内でデータを保管する「Okta Infrastructure」の稼働を2022年2月から正式に開始しました。
このOkta Infrastructureは、東京と大阪に位置する地理的に離れた2つのAWSリージョンにまたがって構築されており、お客様は、サービスやデータにより地理的に近い場所でOkta Identity Cloudを利用することができるようになります。
Oktaのお客様は、業務を遂行する上で重要なアプリケーションとデータへのアクセスを保護・管理するために、当社のアイデンティティサービスを利用しています。そのため、私たちが提供するインフラは、安全性と拡張性を備え、常時稼働で膨大な数の認証を処理できるものでなければなりません。
Okta Infrastructureの特徴の中で、最も強調したいのが 99.99% の可用性保証と、それを上回る過去5年間の平均可用性実績(99.997%)です。このアップタイムの維持と向上に対してOktaは非常に力を入れており、Oktaは継続的な投資を行っています。
通常、多くのサービスプロバイダーがバージョンアップやメンテナンスのために生じるダウンタイムを可用性保証からは除外しています。しかし、Oktaは、グローバルで展開するアイデンティティサービスを定期的なメンテナンスのためにダウンさせることはできないという認識で設計されています。そのため、Oktaの可用性保証では、計画的ダウンタイムを除外していません。
Oktaでは、どのような状況でもお客様のためにサービスを継続できるよう高い耐障害性を持たせる必要があるということを念頭に置いて、Okta Infrastructureを独自のイノベーションで設計し、高い耐障害性と常時稼働を保証するサービスを実現しています。
今回、日本で稼働を開始したOkta Infrastructureの特徴は以下の通りです。
- 東京にあるプライマリインフラストラクチャサービスで、すべてのデータは大阪にあるディザスタリカバリリージョンにレプリケート
- データのバックアップやレプリケーションは国内で実施
- 99.99%のアップタイムと計画ダウンタイム=ゼロを実現するために設計された、最大限の分離と高可用性を備えたマルチテナントアーキテクチャ
- 冗長化されたアーキテクチャで構築されているため、AWSリージョン全体がダウンしても、ディザスタリカバリリージョンのサービスが起動することで継続して稼働
- 計画的なアップグレード、パッチ適用が、日本の営業時間外に実施
- 24時間365日体制で監視
2020年4月にOktaに入社して以来、非常に数多くのお客様やパートナー様から国内でデータを保管するインフラ開設への要望を頂いてまいりました。顧客基盤が成長し続ける日本でOkta Infrastructureの稼働を開始することは私の念願であり、今後の事業拡大において非常に重要なステップとなります。より一層多くの業界の方々にOktaのアイデンティティサービスをご活用いただき、そのメリットを実感して頂けることを願っております。今後の更なるOktaの展開にご期待ください!