Okta + Auth0の統合 - インターネット向けにアイデンティティ管理を強化

誰もがあらゆるテクノロジーを安全に利用できるよう支援すること、それがOktaのビジョンです。この使命を達成するため、私たちはCustomer Identityに大規模な投資をし、組織が安全なカスタマーエクスペリエンスを構築できるよう推進しています。また、単に製品を提供するのではなく、すべてのアイデンティティユースケースに対応する真のプラットフォームを構築することに注力しています。

私たちは、Okta Identity Cloudを強化するための大きな一歩を踏み出しました。そしてOktaは、開発者向けの主要アイデンティティプラットフォームであるAuth0と統合することに合意したと発表しました。

Okta Auth0 統合が叶える成功へのコミットメント

この統合により、インターネットにおけるアイデンティティ管理の未来を形作ります。OktaとAuth0は、アイデンティティの幅広いユースケースに対応します。また、Oktaのアイデンティティプラットフォームは、世界最大級の組織や最も革新的な開発者にサービスを提供するために十分な堅牢性と拡張性を備えています。私たちが今後お客様に提供するサービス、柔軟性、価値に期待して頂ければと思います。

Auth0は、Oktaにおいて独立した事業部として運営を続けます。両方のプラットフォームがサポートと投資の対象であり、時間をかけて統合される予定です。これにより、イノベーションが加速され、世界中の組織がそれぞれ独自のニーズを満たすため、豊かな選択肢の中からアイデンティティソリューションを選定できるようになります。

アイデンティティ管理というビジョンの共有

Auth0のCEO兼共同創設者のEugenio Pace氏と私は以前からの知り合いです。Pace氏は、プライマリクラウドとしてのアイデンティティの確立に向けて熱心に取り組んでいる同志です。これまでのディスカッションでは、インフラストラクチャクラウド、コラボレーションクラウド、CRMクラウドといった少数のプライマリクラウドのみを組織が活用するという未来のビジョンを共有してきました。このプライマリクラウドの1つとしてアイデンティティを確立することが、私たちの使命です。OktaとAuth0は、アイデンティティ市場に対するビジョンを共有しており、両社の統合によってその実現を加速できると考えています。

さらに、誰もがあらゆるテクノロジーを安全に利用できる世界を形成する上で、両社の組織とプラットフォームが重要な役割を果たすことも認識しています。

新型コロナウイルスのパンデミックがもたらした危機的状況は、組織のクラウドへの移行、デジタルトランスフォーメーションの取り組み、そしてゼロトラストセキュリティの採用を加速しています。アイデンティティプラットフォームの選択は、組織にとって最も重要なテクノロジー投資の1つです。この認識のもと、Pace氏も私もアイデンティティ管理の分野でキャリアを積んできました。企業が非常に大きな課題に直面している現在、信頼性と安全性に優れ、頼りになる顧客向けアイデンティティソリューションを提供することが不可欠です。

価値観の共有

お客様の成功、イノベーション、透明性、完全性、権限強化に向けた取り組みに根ざした価値観を共有することで、Pace氏と私は常に結束してきました。何事に対しても似たアプローチをとる両社は、より効率的かつ効果的にコラボレーションを実現できます。このことが結果的に、複雑なアイデンティティのユースケースにおける解決でお客様を支援することにつながります。

Okta and Auth0

このたび、Auth0チームを迎えるという絶好の機会に恵まれたOktaは、インターネット向けのアイデンティティ管理を強化し、アイデンティティ管理をプライマリクラウドとして確立するため、一緒に歩み始めます。

今回の合意にて提案された取引は、監督機関からの承認の受領およびその他の慣習的な締結条件の充足または放棄を条件とし、2021年7月31日を末日とするOktaの2022会計年度第2四半期中の締結が見込まれています。この取引が完了するまで、OktaとAuth0はそれぞれ独立した個別の企業として存続します。